息子はかなり早い段階から、エコーの度に逆子と言われており、その後一度も頭位に戻ることなく出産の日を迎えています。徹底的に逆子っていたわけです。
逆子体操は医学的根拠は乏しい
確か26週頃、「そろそろやっときましょう」と検診で助産師さんに逆子体操のプリントを渡され、家でやるようにと言われました。本当に効くのかな~と半信半疑でしたが、言われた通り毎日やってみましたが、ぴくりともしません。しかもお腹の大きくなってきた妊婦にとっては結構きつい姿勢。その後、検査での別の担当の先生だったときに、「逆子体操?やめた方がいいよ。医学的根拠全くないし、逆にお腹張るリスクが高まるし。」とバッサリ言ってもらえたので、そのままフェイドアウトしてしまいました。日本では病院に勧められることの多い逆子体操ですが、医師の方全てが否定している訳ではないですが、裏付けるデータもなく、医学的根拠が乏しいことは間違いないようです。
逆子のまま産める産院を探さないで!
ちなみに息子ですが、「逆子?やめる気ないよ」という意思がお腹の中からびんびんと伝わってくる気がして、たぶん頭位には戻らないだろうことは予想していました・笑。当時、逆子について当時質問サイトなんかを調べていたのですが、「逆子だけどどうしても下から産みたいんです!」というママが結構いらっしゃったんで驚きました。親世代に聞くと、昔は逆子をそのまま産ませることも結構あったようです。当然ですが、その時代は今よりも出産時の事故も多かったのだと思います。今も逆子を足から産ませることが産院などではあるかもしれませんが、赤ちゃんを守るためには絶対にやめましょう。
外回転術とは?
逆子を直す方法として国内外で知られており、かつ医学的根拠のある方法として医師による外回転術があります。東京医科歯科では勧められませんでしたが、外回転術を実施している国立成育医療研究センターの2012年1月から2014年8月のデータによると、74%が成功して頭位に戻ったそうです。ただし当然ながらリスクももちろんあります。同じデータによると、一過性の心音異常が40%の確率で起こり、常位胎盤早期剥離の疑いで緊急帝王切開になる確率は3%だそうです(33人に1人ですね、決して低くはない数字です)。
結局どうしたのか?
実際に私がどうしたかというと、外回転術は検討しませんでした。逆子のために帝王切開になる状況は望みはしないけど、まぁ自然に任せとこうという感じでした。戻れるなら頭位に戻るし、しんどければ居心地のいい方でいいよ~という。でも逆子って、足が下なだけにとにかく痛い!息子は胎児の頃から脚力が尋常でなかったので、膀胱付近を蹴られたり、足の付け根辺りを蹴られた時には、職場で会話中でも「はぐぅ!」と飛び上がり相手にドン引きされる程痛かった!寝ていても、足の付け根の神経がビクンとして足が宙に浮いたり、なかなか面白い経験でした。
出産後に先生に聞いて知ったのですが、息子はへその緒が首に二重巻きだったのです。でも出産前には一度もそのことを指摘されていませんでした。もし下から産みたい!!とこだわって、逆子のまま下から産める産院を選んでいたら、超音波で首にへその緒が二重巻きと気付かずに外回転術を選択していたら、今元気に走り回っている息子はいただろうか?そう考えると、ちょっとゾッとしてしまいますね。
結果的に帝王切開を選択したことに後悔はありません。2年経つ現在も傷が直ってなくて痛いですが。。。