卒乳はある日突然やってくる
息子は1歳8カ月で突然自然卒乳しました。生後まもない頃に、授乳回数をコントロールせず求められるままに与えようと決めたので、卒乳も息子の意思に任せたいと考えていました。だから周りに「まだ飲んでるの?」と言われても、「そうなんですよ~、離してくれなくて」と軽く答えていました。あれだけのおっぱい星人なのだから、3歳までは飲みそうだなぁと覚悟していました。それが、1歳8カ月の終わり頃、息子が生まれて初めて「下痢」をしたのです。1日に幾度となく下痢が続いていたせいか、あまり元気がなく、24時間1度も授乳しないというこれまた生まれて初めてのことが起こりました。翌日には少し症状も落ち着いてきたので、いざ授乳しようとしたら、一口飲んだところで、すぐに顔をゆがめて口を離してしまいました。あまりに突然で、あっさりとした卒乳だったのです。それからは母乳の供給元(私)が地獄の苦しみを味わうことになります。
卒乳後1日経過、おっぱいが死ぬほど痛い!
24時間経過した時点では、出産直後と同様に胸がガチガチ・ボコボコ・パンパンで、母乳パットがずっしりするほど母乳は溢れ出ていて悲惨な状態になっていました。のたうち回るほど痛くて、息子に「おっぱいいらんかね?」とダメ押ししてみたのですが一昨日までのおっぱい星人はもうそこにいませんでした・泣。その日は胸の痛みを我慢しまくって、下痢が心配な息子を小児科に連れて行っていたこともあり、帰宅後は体力的にボロボロで、「抱っこぉ~抱っこぉ~」とぐずって泣く息子を前に、思わず座り込んで泣いてしまいました。すると驚いたことに、息子は号泣しながら私の太ももによじ登ってきて、号泣しながら頭を何度も撫で撫でしてくれたのです。1歳8カ月の子がこんな行動をすることに胸がつまり、思わず抱きしめてしまいました。断乳時の対処法についてネットでものすごく調べたのですが、信頼できる情報がなかなか見つかりません。出し切らなきゃダメ!とか出し残りがあると癌になるとか、こんな時に限って科学的根拠ゼロな嘘情報ばっかりでが検索上位に並んでいて辛かったです・泣。結局のところ、「突然の断乳」によるおっぱいの痛みには画期的な解消法など存在しないのだと理解しました。
絞ってはいけない!強い刺激は厳禁!圧抜きで乗り切ろう!
この状態を解決するには、自分の身体が自ら母乳分泌過剰を察知し、母乳作りをストップさせる信号を出し、それを実行してもらうのを待つしかないのです。そして断乳時のケアを誤ると、超最悪の場合、酷い乳腺炎から感染症を起こして敗血症になる場合があります。この痛さの次のステージがあるなんてコワすぎる・・・
起こっていることは出産直後の乳腺炎の時と同じでした。あの時も「ガチガチギンギンの時に思いっきり絞ってはいけない。なぜならその刺激でもっと母乳を作らせてしまうから。」というアドバイスに従って搾乳せずにひたすら痛みに耐えて耐えて乗り切ったのでした。今回は前回と違い全く圧抜き(=授乳)ができない状況だったので、耐えられないときだけは、海外の方がわかりやすい動画をyoutubeにアップされていた「圧抜きの方法」を気休め程度にやっていました。後は、これも気休め程度ですが、ガーゼにくるんだ保冷剤でひらすら胸を冷やし続けました。なんせ胸が発熱してアツアツなので保冷剤は20~30分でぬるくなってしまうので、家じゅうの保冷剤を総動員して。卒乳初日は痛みで動けずに仕事も休みましたが、2日目からは仕事中も一日保冷剤で冷やし続け、5日目くらいから痛みが軽くなって保冷剤を外しました。
卒乳後のその後
なぜ突然の卒乳になったのかは不明ですが、その後はお風呂の授乳もピタっとなくなりました。余りにも突然で、なんだかちょっと寂しかったです。たまに、お風呂や着替え中の私を見ると、「オッパーイ、イッパイ!」と過去におっぱいリクエストする時の言葉を、恥ずかしそうに小声で呟いたりしていますが・笑。