私は出産こそ東京でしましたが、産後はそれはもう頻繁に実家の大阪に帰省していました。生後半年まではほぼ毎月、その後1歳を過ぎるまで1~2ヶ月に一度、実は今でも2カ月に一度は帰省しています。どんだけ新幹線代使ってるねんっという感じですが、おかげで新幹線の効率的かつ楽な乗り方についての知識がかなり付いたので一挙に公開します!
▲初めて新幹線に乗った日。生後2週間の時です。
コツ1:帰省回数が多いならエクスプレス予約でEX-ICカードを使おう
後で詳しく説明しますが、子連れにとって便利な車両は予約がすぐに埋まり、乗車当日に購入したら絶対にいい席は取れません。いい席を簡単に押さえるためにはエクスプレス予約で早めにネット予約するのがおすすめです(乗車日の1カ月前の10時から予約可能)。年間費は1080円かかりますが、東京⇄大阪で普通指定席の場合、通常14450円ですが、エクスプレス予約にすると、e特急券(都内⇄市内まで有効)なら880円お得で、後述のEX-IC(新幹線駅間のみ有効)なら1080円お得ですので、年間2回以上新幹線に乗るなら持っていた方がお得です。当日、予約の新幹線に間に合わないという場合でも発車4分前まで変更可能で、熱が出て行けなくなった場合でも初回購入日から3か月間は変更可能ですし、予約をキャンセルする場合でも発券前だと310円の払い戻し手数料のみで済みます。さらに便利なのはEX-ICカードが付いてくること。これさえあれば発券が不要で新幹線改札でスイカの様にピッとカードをかざすと、反対側から利用票が出てくるので、これを取ってホームへGOです(万が一利用票を取り忘れても検札の時にEX-ICカードを見せればOK)。私は実はずっとエクスプレス予約はe特急券を選択し、駅で予約したクレジットカードで発券し、別途乗車券を券売機で買っており、EX-ICカードの方は長らく自宅の引き出しに放置していたのですが、赤ちゃん抱っこしたまま発券機で発券するのって意外と大変でした。その後、ふと思い出して一度EX-IC 使ってみたらあまりの楽さに驚き、今まで使わなかったことを激しく後悔しました(笑)。
コツ2:のぞみを利用するなら700系ではなく「N700系」がおすすめ
のぞみとして利用される車両は700系とN700系があります。エクスプレス予約するなら列車を選ぶときにれ社名(のぞみ〇〇〇号)とともに記載されているので、予約の時は「N700系」を選ぶことをおすすめします。700系とN700系ではこの後に書く多目的室や11号車の13番ABの配置など内部構造は共通なのですが、700系は車体が古く内装も一部異なります。例えばコンセント電源が先頭座席と最後尾座席しかなかったり。ただし、700系はN700系より混雑していないことが多いので、車体が古くてもいいから少しでも空いている方がいいという方には逆に700系を選んでみるのもアリだと思います。
コツ3:授乳頻度が高いなら、思い切ってグリーン車も考えよう
赤ちゃんがまだ小さく授乳頻度も多いようであれば、お金は掛かりますがグリーン車(東京⇄大阪で普通指定席より約5000円UP)がおすすめです。私も初めの1歳半まではずっと奮発してグリーン車に乗っていましたが、基本的に座席が空いているので、授乳は授乳ケープで座席で、オムツ替えも小なら外出用のしっかりしたおむつ替えシートを敷いて座席でササっと代えていたので本当に楽でした。グリーン車に乗るなら、場所は10号車、それも11号車側の出口に近い後方がおすすめです。泣いたらデッキに出やすいし、11号車後方(12号車側)にはオムツ代え台付きの広いトイレがあるからです。ちなみに後で書く多目的室もそのトイレと同じ場所にあります。私はいつもは11時台前半か14時台発の特に空いた時間を選んでいました。先頭席が広々としてさらに楽なので初めは予約していたのですが、グリーン車では先頭席が一番人気があって、窓側を予約していても通路側に人が来る確率が高かったので、授乳したい場合は先頭席と念のため最後尾席を避けた方がよさそうです。それとも、授乳の時だけ空いている座席に移動するというのもアリです、きっとどこかしら空席がありますから。
コツ4:普通指定なら11号車か12号車の先頭座席通路側がベスト
普通指定でベビーカーを持ち込むなら11号車の13番ABまたは12番ABが最高におすすめです。というのは全車両でこの2か所のみ、3人席スペースに2人分の席しか設置されていないからです。ただし、予約は超激戦となり、特に週末や繁忙期はエクスプレス予約で予約可能になる乗車日の1ヶ月前の朝10時ぴったりに完売してしまいますので要注意です。予約できなかった場合はベビーカーは最後尾の後ろのスペースに置かせてもらいましょう(ちなみにこのスペースは最後尾席に座れば必ず使える訳ではなく、いわゆるフリースペースなので先着順です)。繁忙期はこの最後尾の後ろスペースもかなり埋まっているので、乗る車両とは別の車両の最後尾席を探しに行くこともあったりしますのでちょっと大変です。
そして、ベビーカーのあるなしにかかわらず、赤ちゃん連れ、幼児連れにおすすめなのが11号車または12号車の進行方向先頭席の通路側ですね。スペースが広いですし、泣けばすぐデッキに出れる、11号車後方の赤ちゃん用広々トイレや多目的室も近い、言うことなしです!お子さんがちょっと大きくなると、足をバタバタさせて前の座席の背を蹴ってしまうことがあるので親はヒヤヒヤものですよね。先頭席ならそのストレスから解放されますので。私の場合は、11-12号車が空いていない場合は先頭座席を優先して他の車両を予約します。
コツ5:授乳するのに多目的室を使ってみる
みなさんが気になっている多目的室の基本的な使い方は以下の流れになります。
①車掌さんもしくは車内販売員に、使いたいときに声を掛ける(事前予約不可)
②車掌さんに一緒に多目的室まで同行してもらい、開錠してもらう(自由な出入り不可)
③使用後は座席に戻り、車掌さんもしくは車内販売員を見かけたら使い終わったことを伝える
使ってみて思ったのが、まず、使いたいときに限って車掌さんや車内販売の方がいないということ。そこで、私は乗車直後の検札の際に「〇時頃に使いたいのでその頃に声を掛けてもらうことはできますか?」とお願いしてみました。するとその時間の20分くらい前に車掌さんが来てくれて「早いですが今なら空いています。時間通りだと他に使われる方がいるかもしれませんので、今お使いいただくのはどうでしょう?」と大変親切に声を掛けていただきました。事前予約はできませんが、このように声を掛けておけば、だいたい使いたい時間に車掌さんが来てくれる可能性が高いです(空いているかは運次第ですが)。そして多目的室の中ですが、ベットにもなる広めのベンチが一台と、パイプいすが一台あるだけの割と広い空間です。そして特筆すべきが、初夏~秋の冷房期間はものすごく寒い!!!例えるなら18℃設定の冷房でガンガン冷やした感じ。長居させないためなのかな?と疑ってしまうほどです。授乳される方は必ず羽織れるものを持参していきましょう、さもなければ授乳中に風邪を引いてしまいます!また11号車は全車両の中で最も子連れママがたくさん乗車している車両なので、多目的室前にはやんわりと列が出来ていたりします。私が多目的室で授乳とオムツ替えをして外に出ようとした瞬間に、すごい勢いで子連れママさんが入って来て驚いたことがありました。急ぐ必要まではないですが、早く使いたくて切羽詰まっているママさん達も多いので、必要最低限の利用時間にとどめましょう。
いかがでしたでしょうか?参考にしていただければ、私が使った新幹線代も人の役にたったと思えて嬉しいです(笑)。
追記:別記事にのぞみ列車番号からのぞみがどの駅止まりか判定する方法を追記しました。
>>子連れ出張に行ってきました。列車番号で新大阪止まりののぞみが分かるよ!