東京23区保育園事情を一覧表にしてみた。認可の新規開設が一番多い区は?

だいぶ前になりますが保育園に落ちたとあるママのブログが話題になりましたね。育休(育児休業給付がもらえる期間)は最大で子どもが満1才になる誕生日の前日まで、そのあとも会社の規定にもよりますが認可保育園に入れない場合は1才半まで育休を延長できる会社も多いと思います。それでも無限に休めるわけでなくいずれリミットがきてしまうので、仕事を失わないためには何としても保育園を見つけるか、だれかに預けられる体制を整えておく必要があります。保育園落ちたママブログが話題になったとき、「とても気の毒だな」と思う一方、「どうにか回避できなかったのかな、残念すぎる…」とも思いました。だって職を失うって、多くの共働き夫婦にとって死活問題ですし、好きな仕事だったならそれ以上にショックが大きいはずだから。

認可の新規開設が一番多い区は?
仕事を失わないためにできることはとにかく預け先を探すしかありません。しかもできるなら安全面が高い認可に入れたいママが多いと思います。そこで、今現在の東京の保育園事情を調べてみました。下の表の見方ですが、①小学生未満の子どもの数、②保育園などに預けられている子どもの数、③待機児童の数、④2017年に開設予定の認可保育園の数の4項目を23区で比較しています。

結果としては、まず待機児童の少なさでは千代田区。ただし千代田区は認可保育所が10件と他の区よりとても少なく、現在0才児、1才児の空きはありませんでした。続いて、新規開設の認可園がダントツに多いのは品川区。2017年4月入園の1次募集では定員割れしていた園もあり、選り好みさえしなければ認可に入れる可能性が高い区です。

待機児童と入りやすさはイコールではない
注意点は待機児童数と入りやすさが必ずしもイコールではないこと。わたしが少し前まで住んでいた港区は認可保育園に入るのがとても難しい区で、育休復帰時に落ちてから引っ越すまで受かることはなく、知り合いのフルタイムの共働き夫婦で認可外に2年以上も子どもを預けている方でも今年も認可保育園に落ちました。一方でまったく同じ条件で品川区在住の知り合いは、今年の入園が決まっていました。待機児童数は港区の方がずっと少ないはずなのに不思議だなと思うのですが、実は認可保育園の数(認定こども園含む)は港区52件、品川区は93件と2倍違い開きがあるのです。港区と品川区の比較は一例ですが、区によって保育園事情がまったく違っていることは事実です。偶然だといいのですが「子どもは3歳まで母親とすごすべき」と熱弁していた区議だか区長だかがいた某区では新設予定ゼロですし。認可に入れたいと思うなら、まずは今住んでいる区の入りやすさを調べ、厳しい場合は認可に入りやすい区に引っ越しするという選択肢も十分ありかと思います。というタカエマも現在息子を通わせている保育園に徒歩で通うために他の区へ引っ越した一人です。
一人でも保育園に入れなくて職を失う方が減ればと願っているので、ご参考になれば幸いです♪

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