卒乳後に寝る方法が分からなかった息子
息子は1歳8カ月の時、突然に自然卒乳しました。それまでは寝かしつけにおっぱいを与えていたので、息子は授乳以外で寝る方法を知りませんでした。自然卒乳でおっぱい要求は全くなくなっていたので、毎晩眠れずにエンエン泣く息子を前に途方に暮れる日々が続きました。ネットで寝かしつけ方法を血眼になって探して片っ端から試すのですが、どれも効果がありませんでした。
保育園で見た寝かしつけ方法
すっかり困り果てていた時、保育園で見たお昼寝の光景をふと思い出したのでした。復職当初、保育園に授乳に通っていた私はお昼寝時間に保育園を訪れることがよくありました。その時、決まって先生達は寝転がった子供の背中をボスボスボスボス!と叩いていたのでした。手を高い位置に上げて背中に振り下して、咳き込んだ時に背中を叩くような感じした(でも決して痛くはない位の絶妙な強さです)。叩くペースはだいたい1.5秒に1回くらいでした。初めて見た時はとても驚き、その後もずっと何であんなに音のでるほど強く叩くのだろうと不思議に思っていたのですが、うるさい親だと思われるもちょっとなぁというのもあって何となく聞けずにいたのでした。
「背中ボスボス」を試してみた結果
藁をもすがる思いでその夜、「トントンしようね」と言って、寝方が分からずエンエン泣く息子の背中をボスボスしてみました。初めは反応がなく、相変わらずただ泣くばかりでしたが、嫌がる様子もなかったので泣き疲れて寝るまで続けてみました。すると、3日ほど経つとボスボスして欲しくて背中を差し出すようになり、1週間後には「トントン!」とリクエストするようになりました。最初は半信半疑だった私は、まさか、こんなに上手くいくとは!とその効果に驚きました。リクエストしてくるようになってからは、ボスボス強く叩くのから徐々に弱くしてトントンに移行しました。
その後、保育園の先生に聞いて見たところ、「背中ボスボス」は保育の学校で習った寝かしつけの方法とのことでした。ちなみにもう少し小さい子には「みけんくるくる」という指で優しく眉間をクルクルなぞってあげる方法もあるそうです。息子は2歳2ヶ月の今も、部屋を暗くすると必ず「トントンい〜よ!」と毎晩欠かさずに背中トントンを要求してきます。その日の気分によって母ちゃんトントンととうちゃんトントンの時があるので、両親スタンバッていないといけません(笑)。