お久しぶりです、タカエマです。今回出張で唯一の楽しみだったのが往復シンガポールのトランジットでした。特に帰国便は6時間ほどあったので、現地在住の大先輩に早朝から付き合ってもらい、念願だったホーカーに行ってきました(私は屋台に行くと血が騒ぐお祭り女です・笑)。チャンギ空港から朝のガラ空きの高速に乗って20分かからずに、ラウパサ(Lau Pa Sat)というホーカーに到着しました。MRT駅でいうとラッフルズプレイスで、オフィス街のド中心のようなところに、突如ドン!と存在しているホーカーです。相当古くからあった建物を2014年に改装してリニューアルしたそうで、先輩曰くホーカーの中では一番ここが清潔なんだそうですので日本人にはおすすめですね。ラウパサの外観はこんな感じです。
屋根付きの屋外屋台村という雰囲気で、訪問した朝8時頃でも半分弱のお店は空いていました。空いている全店舗を見ましたが、海南ライス、鶏の丸焼き、ピリ辛の焼きそば、カヤジャムトーストサンドなど、どれもシンガポールらしくて選ぶのに相当迷うラインナップです。あと、勝手丼ならぬ勝手麺(?)も行列ができるほどの人気でした。注文方法は簡単で、たくさんある具材の中から好きなものを5種類ほど選び、麺の種類を訊かれるのでホワイト(春雨?)やイエロー(ラーメン)などと答え、最後にスープを選ぶと、お店の人が麺を作ってくれます。スープを選ぶ時、「ラクサ」というと、ラクサベース(ココナッツが香る濃厚ピリ辛味)になってとっても美味しいです。
でも、今回ダントツの一番に感動したのが、この牡蠣のオムレツでした!
▲メニュー名はOmelet with oysterかOyster omelet。サイズは小で値段は5SD。
モチモチとしたベース生地に卵と牡蠣が絡んで、味付けが濃いめかつ絶妙で悶絶しました(笑)。牡蠣オムレツの作り方ですが、まずアツアツに熱したフライパンに油をたっぷり引き、粉モン的な生地をヒシャクでブワッと投げ入れ、続けざまに卵を2個割り入れ、お玉で激しく攪拌します。味付けをしながら(透明の調味料液を2種類ほど振りかけていた)、かなり時間を掛けて完全に卵が固まるまで炒めたら、冷蔵庫から取り出した牡蠣をドバドバと入れ、手早く20秒ほど混ぜて出来上がりでした。牡蠣がレア、というかまだ全然冷たくて、若干食あたりが恐かったものの、もう帰国するからまぁいいかと割り切って食べてしまいました。気になる方は、旅行の前半には食べないことと、「牡蠣をしっかり炒めてください!(Please cook the oyster very well!)」と伝えることをおすすめします。ちなみに、こちらのお店はホーカーの中央部分に位置する中華系のオムレツ&やきそば屋さんです。直径60cmはあろうかという巨大フライパンが何個もあるのが目印です。写真入りメニューが看板の横にお店を一周するようにずらっと並んでいて、他にcarrot cake(大根餅入りオムレツ)などもプニプニした不思議な感触で面白かったです。ほとんどのメニューはサイズが大小ありますが、小でも2人前くらいあるので十分かと思います。
マリーナベイサンズからも徒歩25分ほどで散策圏内ですので、シンガポールに行かれたらぜひラウパサに行ってみてくださいね。
▲腹ごなしにこの後マリーナベイサンズまで歩きました。