1才7ヶ月の終わりに2台目ベビーカーとしてエアバギーココプレミアを買い、使いはじめてから1年が過ぎましたので、このタイミングで使用レビューを書いてみます。
エアバギーココプレミアの買ってよかった点
●バツグンの押しやすく、段差に強い
●ゆったりシートで実質的な使用期間が長い
●頑丈で幅広な足置き
●日除けカバー不要の深いサンシェード
知ってはいたけどやっぱり押し心地は最高だった
もともとコンビの両対面AB型(メチャカルハンディDC-360)を買ったものの、息子は赤ちゃんの頃から嫌がってほとんど乗ってくれませんでした。わたしにとってもメチャカルがちょっとした段差にも突っかかるのと、走行時にカタカタ揺れる頼りなさがストレスでした。走行性のよいベビーカーなら乗ってくれるかも、と一縷の望みを託して1才7ヶ月の時に通園手段としてエアバギーを買いましたが、結果的には大満足でした。エアバギーのデカいエアタイヤの走行性は本当にストレスフリー!!世界中のどんなベビーカーにも負けないと思います。ベビーカー嫌いだった息子はエアバギーを買うやいなや、毎朝出勤時に玄関で自ら乗りこんで待っているようになりました。どうもベビーカーというよりデカイ電車のおもちゃに乗っている感覚のようで、今でも道路を線路に見立てて楽しんでます。
サンシェードこだわり派にはココプレミアが絶対オススメ
ココではなくココプレミアを選んだ最大の理由はサンシェードが改良されてすっぽり座面を覆えること。メチャカルのサンシェードが浅すぎることも走行性と同じくらいストレスだったので日除けはとても重要でした。ココプレミアのサンシェードは通常でもココと比べてかなり深く、さらにジッパーを開けると座面を全て覆える深さになるので日差し以外にも風の強い日も重宝しています。
▲日よけにも風よけにもGOOD
座面が広々ゆったりシートで実質的使用期間が長い
さらに、エアバギーのイイトコとして挙げられるのは座面の広いゆったりしたシート。2才8ヶ月の今でもまったく窮屈さがありません。アップリカやコンビの両対面ABはどれも36ヶ月までOKと書いてありますが、実際はシートが幅も奥行きもすごく狭いので実質的な使用期間が短いのです(同じ保育園のママも1才前後でB型に買い替える方多し)。その点がエアバギーだと新生児を過ぎてから(快適に使用できるのは半年過ぎから)長く使えるので、小さい頃は抱っこひもで過ごし、ベビーカーはエアバギー1台で済ますことができます。
見落としがちだけど実は重要な足置き
エアバギーを買うときに最後まで迷ったのがアップリカのスムーヴでした。エアバギーにはない、ハイシート・無段階リクライニング・片手ワンタッチ開閉の3種の神器(と当時は思っていた)がそろっていたからです。でもスムーヴを断念した理由の一つが足置きの心もとなさです。足置きがしっかりしているかどうかは子どもにとっての乗り心地を決めるだけでなく、万が一急ブレーキをかけたときにもしっかり踏んばれるので安全性もUPします。他社のベビーカーの足置きを見ると、幅細かったり、スムーヴやシティトレックのように踵しか置けなかったり、とあまり重きを置いていないのがよく分かります。その点、エアバギーの足置きは頑丈で幅広く、さらに座面の先がひざ下に沿うように伸びたような構造なので、ひざ下がサポートされて安定するのです。
ここまでイイトコをまとめましたが、エアバギーにももちろん欠点だってあります。
エアバギーココプレミアのダメな点
●乗った子どもが背もたれを使わず前傾姿勢になる
●たたむのがとにかく面倒
●荷物を積んだ状態でたためない
前傾姿勢の原因はリクライニング角度が原因じゃなかった
エアバギーはリクライニングが2段階しかなくてダメだとよく言われていますが、確かに乗っている子どもが前傾姿勢で背中を浮かしてバーにつかまることが多いです。その理由はリクライニングの角度が緩すぎるせいと思われがちですが実は違います。エアバギーのシートを起こした状態でのリクライニング角度(110°)は国内メーカーのどのベビーカー(フルに起こして115〜125°)と比べても最も急な角度なんです。乗っている子どもが前傾姿勢になる原因は座面の奥行きが長いから。座面の広さは使用期間の長さにも効いている部分なので悩ましいところです。
原始的な開閉システムに毎日うんざり
エアバギーを使っていてメチャカルが懐かしくなるのはワンタッチ開閉です。エアバギーの開閉機構は別記事にくわしく書きましたが超原始的。両手でレバーを同時に操作する必要があるし、前屈姿勢になって押し込まないといけないので、抱っこ紐で赤ちゃんを前後に抱えて入れての作業はほぼ不可能、というか赤ちゃんが転落する危険があるので絶対にオススメできません。どこもそうだと思いますが息子の保育園でもベビーカーはたたんで専用の部屋に置くルールなので、毎日のことながらとても面倒です。それと国内メーカーのベビーカーならハンドルに多少荷物を掛けたままでもたたんで自立するタイプが多いなか(ハンドルに荷物を掛けること自体がメーカー非推奨ですが)、エアバギーはたたむとハンドルが地面側に来るので不可能です。さらにエアバギーはつづら折りのような開閉機構なので、荷物入れに少しでも荷物が残っているとつっかえてたためません。
と、上に書いたような不満もあるものの慣れてしまえば大したストレスにもならない、ということもあり、トータルとしては大満足であることに変わりありません。それに「あ、やっぱりあっちの方にしておけばよかった」という他のベビーカーも今のところありません。
以上、1年使ったレビューでした。1台目、またはわたしのようにセカンドカーとして検討されている方の参考になればとても嬉しいです。
▲先週の息子。いつもおせんべいを食べてる(笑)