またまた久しぶりの投稿になってしまいましたが、コンバインド検査のつづきです。
羊水検査をしないと結論を出して、すがすがしい気分に浸っていたのもつかの間。最後にまた新たな迷いのきっかけが訪れました(しつこい!)。
ちょうど時期を同じくしてシンガポール在住で一時帰国中の元同僚と会ったのですが、ちょうど彼の奥さんが妊娠中でした。
出生前検査がデフォなシンガポール
自分の妊娠も打ち明けて、お互いの出生前検査の話になったときのこと。友人は「シンガポールは出生前検査はほぼ義務やねん。ウチもNIPT受けたで」とのこと。
顕微授精だったので奥さんは染色体異常が心配していたそうですが、NIPTで陰性だったので心の底から安心できたという話でした。しかも日本円で約8万円だったそうです。
不安な気持ちが払しょくし切れていなかった私は、それをきっかけにNIPTがモーレツに受けたくなり実施施設を探す迷える子羊状態に逆戻り。
ちなみに日本では実施施設が超少なく、原則年齢制限あり、しかも超高額というハードルの高いNIPTですが、シンガポールでは約8万円ほどで誰でも受けられます。
NIPTの陽性的中率は圧倒的に高い
以前の記事で「陽性的中率」について解説しましたが、私も出生前検査を受ける前はこの辺の用語の理解が乏しく、超高額なNIPTに正直それほど魅力は感じていませんでした。
でも、NIPTの21トリソミー(ダウン症)は他の非確定的検査(コンバインド検査、クワトロ検査)と比べ、陽性的中率が圧倒的に高いのです。
NIPTの陽性的中率は年齢が低いほど低くなりますが、30歳でも60%以上。他の非確定検査ではわずかに一桁台ですから、その差は歴然です。
年齢別のNIPT陽性的中率と陰性的中率
この差に気づいたのはコンバインド検査の結果を聞いた後。ウダウダ悩んでいるうちに昭和大学病院でのNIPT検査の対象週数(10~15週)を過ぎてしまっていたのでした。
週数や年齢に関係なくNIPTが受けられる?
友人と会って以来気になってしまい調べてみると、「神宮外苑ミネルバクリニック」であれば週数に関係なくNIPTが受けられることが分かりました。
ちなみに、このクリニックはNIPTコンソーシアムの臨床研究施設ではありません(=学会の指針からは外れる実施施設です)。
学会はコンソーシアム外の施設がろくにカウンセリングもせずにNIPTを実施していることを問題視していますが、こちらは院長が臨床遺伝専門医で遺伝カウンセリングも問題なさそうです。
しかも、検査結果が日本最速、費用も国内最安値とのことで選ぶのに申し分ない条件でした。(なんか回し者みたいなことを言っていますが、このクリニックとは何の関係もないですよ~)
ちなみに検査機器はイルミナ社というアメリカの会社で、NIPTコンソーシアムの実施機関が主に使用するメーカーとは異なります。
メーカーの違いによる検査精度の差までは不明なので、そこだけは気になりますが。
そして、やっぱり検査はやめた(笑)
すっかりNIPTの検索魔になった私は、「お金出すから、受けてすっきりしてきたら?」と夫の一言で一旦は心を決めました。
NIPT 予約の電話をしようとしていた日がちょうど妊婦検診だったので、はじめて息子も連れて家族3人でかかりつけのクリニックに向かいました。
超音波モニターの中で元気に動きまわる赤ちゃん、赤ちゃんをみて嬉々とする息子、そして、このときはじめて性別も判明(♂)。
その時、「あ、やっぱり大丈夫だわ。わたしどんな子でもこの子を産むわ」と自然に思えたのでした。
あれほど悩んでいたのは何だったんだろうというくらい不安な気持ちがすっと消えたのです。
ということで、これにて出生前検査後のゴタゴタは完結しましたとさ(笑)。
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